ヘルスケア商品を企画販売する株式会社アメイズプラスは、伝統的な生地加工法「和晒(わさらし)」が生み出す極上の肌触りで、心身の疲れを緩める寝具ブランド「Owari Wasara Japan」を始動します。創業105年の実家工場を継ぐ兄と弊社社員の弟がタッグを組み、その価値を国内外へ発信します。

▶愛知の伝統・有松絞りの素材にも使われる「和晒」

 晒(さらし)とは、主に天然素材である綿の生地から、糊や油分などの不純物を除去・漂白する工程、およびその生地のことを指します。

 かつて国内では大きな釜で数日間かけて煮る「和晒」の製法が主流でした。その特徴としてふんわりと柔らかく、色を染めやすいという特徴を持ちます。肌触りのよさが求められるガーゼや手ぬぐい、浴衣、ベビー用品、有松絞の素材にも用いられていました。

 一方で明治時代に台頭した「洋晒」は機械や化学薬品を使って短時間で加工するため、風合いは落ちるものの、安価で大量生産が可能です。洋晒が国内で主流になると、和晒は衰退し、現在全国でわずか数社ほどしか残っていません。

▶廃業にストップをかけた 長男・勇汰

 名古屋市北区の幸村晒工業株式会社は創業105年の歴史を持つ和晒工場です。社長の幸村俊克は和晒の将来を鑑み、自分の代で工場をたたもうと考えていました。

 長男の勇汰も当初は会社を継ぐことを断っていました。高校卒業後は専門学校に通うも中退。その後大手電機メーカーに勤めましたが、結婚に伴う将来設計や、会社に必要不可欠な資格を持っている祖父の体調が悪くなったことをきっかけに、実家を継ぐことを決意しました。危険物取扱やボイラーといった資格を取得し、幸村晒工業に入社しました。

 入社後は作業場でのタバコなど「昔ながら」の工場にメスを入れました。当初は反発があったものの、若い世代を積極的に雇用して社内の意識を変えることに成功しました。

▶家族への恩返しのために 次男・龍磨

 三男の龍磨も継ぐことは考えていませんでしたが、兄が会社を継いだことに対して、ありがたみと少し後ろめたさを感じていました。

 大学卒業後インフラ会社の営業を経て、アメイズプラスに営業・商品企画として入社しました。企画をする中で、「現代人は化学繊維の寝具に囲まれ、無自覚なムレや肌ストレスを抱えている」という課題に直面しました。そこで実家の和晒であればこの課題を解決できつつ、家族への恩返しにつながると確信し、「Owari Wasara Japan」を立ち上げました。

▶Owari Wasara Japan

 幸村晒のこだわりである、96時間(洋晒は3.40分)かけた煮込み等の加工によって不純物を除去することで、ふんわりとした肌触りを実現した寝具ブランド。2027年5月の発売に向けてブランケットとパジャマを制作中です。

 「和晒を国内外に発信する」ために、弊社の強みである販路の広さやPRを積極的に活用します。最初は「日本製の良さ」が受け入れられる、海外向けのクラウドファンディングから開始予定。弊社は過去に「日本製の枕」で1500万円売り上げた実績があります。

※幸村晒では「晒の工程のみ」行います。

▶(参考)幸村晒の特徴・歴史

①一蹴された「機械式乾燥」
 昔ながらの和晒は大釜で煮た後に、河原で天日干しするということが一般的です。しかし幸村晒は「品質の均一化・盗難の防止・異物混入の防止」といった観点から、早い段階で機械による乾燥を導入しました。始めは「機械乾燥は和晒ではない」と一蹴されました。転機が訪れたのは1959年の伊勢湾台風。天候による影響を受けないことや、衛生面が求められる現場で品質の良さや使いやすさが認められて、受け入れられるようになりました。

②「いらない」と言われた枕カバー
 取引先だった寝具の会社が倒産した際に、幸村晒が4枚1000円でカバーをバザーで販売したところ、「いらない」と言われ、寝具の難しさを実感しました。龍磨から今回の話を聞いた時も嬉しい反面、不安な部分もありましたが、アメイズプラスの販促力を信じて挑戦することに。

③コロナで需要が伸びた和晒
 コロナの影響で「家の中のモノをよくしよう」とする中で和晒に注目が集まったことや、マスク用の生地の需要で史上最大レベルで売れました。生地を店に卸すと数分で売り切れてしまうこともありました。

▶︎会社概要                                    

会社名 :株式会社アメイズプラス

事業内容:2008年創業。ヘルスケア商品を企画し、通販を中心に実店舗等でも販売する。

住所 :〒453-0801 愛知県名古屋市中村区太閤3-1-18 LUCID SUQUARE NAGOYA 4F

会社名 :幸村晒工業株式会社

事業内容:1921年創業。和晒の加工やガーゼハンカチーフの製造を行う。

住所 :〒462-0802 愛知県名古屋市北区上飯田北町4丁目34  

▶お問い合わせ先

 本プロジェクトおよび製品に関するお問い合わせ・取材は、すべて株式会社アメイズプラスが窓口となります。
工場への直接の連絡・訪問はご遠慮ください。

株式会社アメイズプラス 広報担当 
メール:pr_press[a]amaze-plus.com ※[a]を@に変更してお送りください。
電話番号:052-485-4759